芥川龍之介から見た室生犀星について

 前回の日記では「詩人」のとしての萩原朔太郎から見た室生犀星や芥川龍之介について書きました。そこで、今回は芥川氏から見た二人について書こうと思い、彼が田端に住んでいた際の文章を探したのですが、室生氏についての文章は見つかったのですが、もう一方は私の探した方が悪いのか見つけられませんでした。田端に居たのが八ヶ月と短かったのあるでしょうが、芥川氏が田端で交流を持った人達に関して書いた「田端人」では世話になっている医者を筆頭に室生氏を含めて七人の事が紹介されていました。ちなみに室生氏に関しては何度も紹介しているので詳細は書かない、けれど色んな小言を口にするという内容でした。そして、自分は室生氏の小言に降参しないで苦手な議論を吹っ掛けてやるとも書いています。これだけ読むと子供みたいですが、こうした交流が何度もあったから仲が良かったのだろうと想像できます。そんな芥川氏ですが、自分を評価してくれた「夏目漱石」についても幾つか文書を残しています。次回から、そちらの紹介をしようと思います。

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