Monthly Archives: 7月 2017

夏目漱石「夢十夜」について5

 夏目漱石の「夢十夜」、今日で折り返しの5話目です、冒頭は久々に「こんな夢を見た」で始まります。舞台は昔、神代、つまり神話に近いと言われる程の時代です。主人公の「自分」は戦に敗れ、敵軍の大将の前に連れて行かれます。戦に負 … Continue reading

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夏目漱石「夢十夜」について4

 全十話で構成された夏目漱石の短編「夢十夜」、本日は第四夜、この話から冒頭が少し変わってきます。場所は広い土間、登場人物は老人と神さん、この場合は老人の奥さんでしょう。それから、老人を見ている自分、老人は土間に涼むための … Continue reading

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夏目漱石「夢十夜」について3

 本日の「第三夜」は子供を背負う「自分」の夢です、冒頭は「こんな夢を見た」です。夢の中で自分は6歳の子供を背負っています、自分の子供だという確信はありますが、その子は目が見えない状態でした。いつ見えなくなったのか聞けば、 … Continue reading

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夏目漱石「夢十夜」について2

 夏目漱石の短編「夢十夜」、本日の「第二夜」も「こんな夢を見た」から始まります、登場人物は自分に二つの選択を課した侍です。夢は、侍が和尚の部屋から自分の部屋に帰る所から始まります。部屋に戻った侍は、座布団に腰を下ろして、 … Continue reading

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夏目漱石「夢十夜」について1

 本日から紹介する「夢十夜」とは、夏目漱石が1908年7月から8月まで「朝日新聞」で連載していた一話完結型、全十話で構成された短編小説で、連載当時の明治を始め、神代、鎌倉、100年後と、リアリティある作風の漱石にしてはは … Continue reading

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