Monthly Archives: 2月 2016

夏目漱石「坊っちゃん」について6

 手伝いの清とは家の事情で別れることなり、坊ちゃんは兄が置いていった金銭の使い道を考えます。商売は面倒だし、そもそも元手が少ないのでやれるわけはない、今のままでは教育を受けたと言えないから損になる。なので、学費にして勉強 … Continue reading

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夏目漱石「坊っちゃん」について5

 家族からも周囲からも呆れられ、疎まれていた坊ちゃんを将来は立派になると思い、立派な家に住む際は自分も一緒にいさせてくれと頼んでいた清ですが、兄が学校を卒業すると家の状況が一気に変わったのです。兄は会社の関係で九州に行か … Continue reading

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夏目漱石「坊っちゃん」について4

 前回の記事では、自分を可愛がってくれる清という女性が出てきました、彼女は自分のお金で金鍔や紅梅焼を買ってくれ、寒い夜は蕎麦湯を持ってきてくれて、鍋焼きうどんも買ってくれることがありました。それも食べ物に留まらず、足袋に … Continue reading

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夏目漱石「坊っちゃん」について3

 前回は兄とのケンカが原因で親子の縁を切るといわれ、それも仕方ないと思っていた坊ちゃんですが、それを止めたのは彼の家に十年来も働いている清という女性でした。泣きながら父親に謝り、なんとか怒りを鎮めてくれたのです、仕方ない … Continue reading

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夏目漱石「坊っちゃん」について2

 さて、本日から紹介していく「坊ちゃん」ですが、この物語は有名な一文から始まります。  「親譲りの無鉄砲で小供の時から損ばかりしている」  作品を知らなくても、この一文を聞いたことはあるかもしれません、また主人公の性格が … Continue reading

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