Monthly Archives: 10月 2016

夏目漱石「坊っちゃん」について41

 釣りを終えて帰る船で、赤シャツは急に坊ちゃんを歓迎しており、生徒達も喜んでいる、という様な事を言い出しました。坊ちゃんが喜んでいないでしょう、と返しても、お世辞じゃない、喜んでいるんです、と野だに同意を求めます。当然、 … Continue reading

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夏目漱石「坊っちゃん」について40

 自分を釣りに誘った筈の二人が、自分に関して何やらくすくすと笑い、堀田が如何したと言いますが、坊ちゃんには分からない事です。なので、青空を見続けます、すると日の光がだんだんと弱っていき、少しひんやりすす風が吹き出します。 … Continue reading

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夏目漱石「坊っちゃん」について39

 沖釣に来たものの、一匹で止めてしまい、清の事を考えていた坊ちゃんは自分が教頭だったら、自分が赤シャツだったら、と想像します。ですが、自分に心にもない御世辞を言う赤シャツには冷たい態度をとるし、勝手に江戸っ子とは軽薄だと … Continue reading

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夏目漱石「坊っちゃん」について38

 一番最初に魚を釣り上げた坊ちゃんですが、一匹で懲りて、後は赤シャツと野だが釣り終わるのを見るばかりでした。そして、結果は十五、六匹ですが、件の魚は坊ちゃんが最初に釣った「ゴルキ」でした。野だは赤シャツの腕前でゴルギなら … Continue reading

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夏目漱石「坊っちゃん」について37

 沖釣に挑戦した坊ちゃんは、糸をいい加減に操りました、すると手応えがあったのです。しめたと思って糸を手繰り寄せると、野だがひやかしてきます、坊ちゃんは気にせず糸を手繰り寄せて金魚のような縞のある魚を釣り上げます。その時は … Continue reading

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