Monthly Archives: 8月 2017

夏目漱石「夢十夜」について10

 本日で最後となる「夢十夜」、物語は「自分」が健さんという人物から庄太郎が女に攫われ、七日目に帰って来て、急に熱が出たという話を聞く所から始まります。この庄太郎は、夕方になるとパナマ帽をかぶって水菓子、今でいう果物屋の店 … Continue reading

Posted in 文学 | Leave a comment

夏目漱石「夢十夜」について9

 次回で最後となる夏目漱石の短編「夢十夜」、本日は第九夜です、今回は舞台は「裸馬(はだかうま)」や「足軽(あしがる)」という単語が出て来るので、戦国時代頃でしょう。そんな時代の家に三つの子供と若い母がいました、父親は月の … Continue reading

Posted in 文学 | Leave a comment

夏目漱石「夢十夜」について8

 本日を含め、残り3話となった夏目漱石の短編「夢十夜」、今夜は床屋に行った話。夢の中で自分は床屋の敷居を跨ぎます、そこには三、四人の白い着物を着た人物が居て、店の真ん中に立つと部屋が四角く、窓があり、鏡が六つある事に気付 … Continue reading

Posted in 文学 | Leave a comment

夏目漱石「夢十夜」について7

 本日の夢の舞台は「大きな船」です、自分は行き先も知らず、黒い煙を吐く船に乗っています。理由も分からずに船に乗っているのが不安になり、自分は水夫に行先を尋ねます、落ちていく日を追いかけるから西へ行くのか、けれど水夫はリズ … Continue reading

Posted in 文学 | Leave a comment

夏目漱石「夢十夜」について6

 さて、今回の「夢」の「自分」は明治生まれで「運慶が護国寺の山門で仁王を刻んでいる」という評判を聞き、散歩がてら見に行きます。もちろん、この護国寺は東京都文京区に今もあります、夢の中では鎌倉時代に刻まされた筈の仁王を、現 … Continue reading

Posted in 文学 | Leave a comment