Category Archives: 文学

宮沢賢治「グスコーブドリの伝記」について4

 6年間の仕事の合間に、ずっと読んでいた本の著者であるクーボー博士、彼に会うためにイーハトーブにやってきたブドリ。そして、ようやく見つけた学校で、たまたま受けた授業で先生をしていたのがクーボー博士だったのです。授業が終わ … Continue reading

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宮沢賢治「グスコーブドリの伝記」について3

 住んでいた場所も火山の噴火で住めなくなり、また一人になったブドリは町の方へ歩き続けました。そして、なんとか沼ばたけで馬で泥をかき回す仕事にありつけました、毎日、毎日、泥まみれになりながらも、ブドリは懸命に働きました。そ … Continue reading

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宮沢賢治「グスコーブドリの伝記」について2

 両親がいなくなり、妹を見知らぬ男に連れ去られたブドリは、男を追いかける内に倒れてしまいます。そんなブドリが目を覚ますと、茶いろのきのこしゃっぽを被り、外套をシャツを着た男が針金で出来た何かを持っていました。男はブドリに … Continue reading

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宮沢賢治「グスコーブドリの伝記」について1

 本日から紹介するのは、前回に引き続き、宮沢賢治氏の童話です。これは前作の「銀河鉄道の夜」とは違い、宮沢賢治が生前に発表した童話で、1932年4月に刊行された雑誌「児童文学」に掲載されたそうです。更に、本作は2012年に … Continue reading

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宮沢賢治「銀河鉄道の夜」について20

 カンパネルラもいなくなってしまった汽車の中で、ジョバンニは声を聞きました、その声はカンパネルラを探しても無駄だと告げたのです。その声と言葉を交わしながら、ジョバンニは自分の為に、母の為に、カンパネルラの為に、そして皆の … Continue reading

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宮沢賢治「銀河鉄道の夜」について19

 自分が銀河鉄道の特別な切符を持っていると知ったジョバンニは、カンパネルラと一緒に、本当にどこまでも行くつもりでした。けれど、途中で一緒になった青年と、青年と一緒に居た姉弟は、サザンクロスで天へ上る為に銀河鉄道を降りなけ … Continue reading

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宮沢賢治「銀河鉄道の夜」について18

 車掌に切符を促され、ジョバンニは咄嗟にポケットに入っていた四つ折りの紙を差し出しました、なぜか分かりませんが、ジョバンニはそれが何かの証明書だと考えたのです。思った通り、その紙は特別な切符で、鳥捕りは「銀河鉄道でどこま … Continue reading

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宮沢賢治「銀河鉄道の夜」について17

 カンパネルラに売り物が「鳥」ではなく、只のお菓子だ、と言われた鳥捕りは慌てた様子で荷物と共にいなくなってしまいました。ですが、不思議に思う2人に教えるように燈台守が窓の外を見るので、そこを見ると鳥捕りが本当に鳥を捕まえ … Continue reading

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宮沢賢治「銀河鉄道の夜」について16

 行き先を聞かれ、なぜか怒った様に聞き返したカンパネルラに、彼自身も笑ってしまい、それに気付いて赤くなってしまったのですが、相手は気分を悪くした様子もなく、自分はすぐに降りるというのです。その人は鳥を捕まえる商売をしてい … Continue reading

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宮沢賢治「銀河鉄道の夜」について15

 少しの間だけ汽車を降り、再び席に着いたジョバンニとカンパネルラの前に、声を掛けてきた大人がいました。その日とは茶色の外套を着て、白い布切れで包んだ荷物を二つに分けて、肩にかけた赤ひげで背を曲げた人でした。2人に声を掛け … Continue reading

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