Monthly Archives: 12月 2016

夏目漱石「坊っちゃん」について49

 勝手に生徒を扇動して自分に嫌がらせをしたのは山嵐だと思い、奢ってもらった氷水の代金を返そうと早めに学校に来た坊ちゃんですが、待ち人の山嵐は来る気配がありません。待っている間、坊ちゃんが手汗で濡れた金を息で乾かしていると … Continue reading

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夏目漱石「坊っちゃん」について48

 自分は清の金を返さないのではなく、返さない、それは清を自分の片割れの様に思っているから。そんな清と山嵐は元から比べ物にならないが、例え氷水でも甘茶でも、他人から奢ってもらって黙っているのは相手を思っての事、誰かに恩を貰 … Continue reading

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夏目漱石「坊っちゃん」について47

 赤シャツの話を聞いて、坊ちゃんは山嵐が生徒を扇動して自分を追い出そうとした場合の事を考えました。性格的に有り得ないと思いつつ、そうなら自分と面と向かってケンカすればいいだろう、相手の言い分に納得できれば出ていく気がある … Continue reading

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夏目漱石「坊っちゃん」について46

 赤シャツは気に入らない、気の合った友人の山嵐は赤シャツをよくないと言う。内心で弱虫と思いながら、赤シャツの忠告は親切であり、声が気に入らないという理由で親切を無下にするのは筋が違う。むしろ、この場合は赤シャツを悪くいう … Continue reading

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