Monthly Archives: 7月 2018

宮沢賢治「銀河鉄道の夜」について17

 カンパネルラに売り物が「鳥」ではなく、只のお菓子だ、と言われた鳥捕りは慌てた様子で荷物と共にいなくなってしまいました。ですが、不思議に思う2人に教えるように燈台守が窓の外を見るので、そこを見ると鳥捕りが本当に鳥を捕まえ … Continue reading

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宮沢賢治「銀河鉄道の夜」について16

 行き先を聞かれ、なぜか怒った様に聞き返したカンパネルラに、彼自身も笑ってしまい、それに気付いて赤くなってしまったのですが、相手は気分を悪くした様子もなく、自分はすぐに降りるというのです。その人は鳥を捕まえる商売をしてい … Continue reading

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宮沢賢治「銀河鉄道の夜」について15

 少しの間だけ汽車を降り、再び席に着いたジョバンニとカンパネルラの前に、声を掛けてきた大人がいました。その日とは茶色の外套を着て、白い布切れで包んだ荷物を二つに分けて、肩にかけた赤ひげで背を曲げた人でした。2人に声を掛け … Continue reading

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宮沢賢治「銀河鉄道の夜」について14

 カンパネルラの言葉に少し困惑したジョバンニでしたが、それも途中で見えてきた美しい光景にうやむやにになり、そんな2人を乗せた汽車は「白鳥の停車場」に着くと20分停車することに。特に残る理由もないので、カンパネルラとジョバ … Continue reading

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宮沢賢治「銀河鉄道の夜」について13

 不思議な声を聴いたジョバンニとカンパネルラを乗せた小さなきれいな汽車は、ごとごとごとごと、天の川の水や三角点の青白い微かな光の中を走っていきます。窓の外では、線路沿いに短い芝があり、その中に紫のキレイなリンドウの花が咲 … Continue reading

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