夏目漱石について その2

 前回の記事では夏目漱石の波乱万丈な人生を少し紹介しました。幼少期から青年期を経て大人になるまで少し複雑な家庭環境で育った彼ですが、友人や面倒みてくれる人は沢山いました。その中でも交流が多かったのが詩人の正岡子規です。晩年になって撮影された横顔の写真が教科書に載っており、また若くして世を去った「詩人」という事で線の細い印象を持たれますが、付き合いの長かった漱石が残した手紙や交流から正岡子規はアクティブな人だったそうです。こうした色々な逸話の中でも夏目漱石との交流は数多く取り上げられています。漱石は小説の他にも俳句を残しており、このきっかけは友人であった正岡子規の勧めがあったからとも言われています。この他にも様々な人物が関わりを持っています。少し前に紹介した芥川龍之介は夏目漱石に小説を評価され文壇デビューしたとも言えます。次の日記では、そうした漱石と友人、弟子達の交流で面白い話を幾つか紹介していきます。数多く文豪が多かった時代なのもあり、その証拠となる手紙や日記も数多く残っているそうです。

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