夏目漱石について その4

 前回は夏目漱石が「作家」になる前に英語の「先生」だった事や評判について書きました。そんな教師時代が題材と言われてる作品が「坊っちゃん」です。内容を知らない人でも「親譲おやゆずりの無鉄砲むてっぽうで小供の時から損ばかりしている」という冒頭は見聞きした事があると思います。内容は新任教師となった主人公の「坊っちゃん」が赴任した学校で様々な人間模様を織りなしていきます。
 この小説の舞台となったのは前回の記事で書いた四国の愛媛県の松山中学とされています。ただ主人公が血気盛んなせいか、それとも作者に良い思い出がないせいか、作中では割と悪く書かれています。ですが、名作の舞台となったという事で愛媛県では様々な名所があるそうです。また、この「坊っちゃん」は映画や舞台になっており、ビートたけしや万城目学など後世の作家陣も「坊っちゃん」を題材にした作品を書いています。この事から「坊っちゃん」は最も人気を集めている作品とも言われているそうです。

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