前回の記事では漱石は小説に美人を登場させる際に外に出て、自分でモデルを探す話を紹介しました。女性に対して興味はあれど、家庭環境や諸々の事情で自分から積極的に交流を持つ事は無かったそうです。ですが、男性より彩りが鮮やかな着物などは妻より時間を掛けて選んだり、家の中では気に入った物は羽織ったりしていたそうです。それを実際に目にした人は少ないそうですが、綺麗な物や艶やかな物が好きなのは何となく分かります。着物は男性の場合は単色が多く、派手好きな人は物足りなかったと思います。
ですが、それを自分から云う事は無かったそうです。この逸話も奥さんの話や偶然に見かけた弟子が残した資料があって分かった事だそうです。今まで取り上げた逸話を並べると、気難しい漱石が女物の着物を羽織って機嫌よく過ごす姿は少し想像しにくいです。なので見かけた弟子の方は本当に運が良かったと思います。見られた本人は当分は機嫌が悪そうですけどね。それはそれで面白そうな気がします。
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