本日の夏目漱石の話題は彼が「門」も執筆中に倒れた際の話です。漱石は胃が弱く、神経質なのもあってか胃潰瘍になったのです。その際に入院して、門下だった松根東洋城という人に勧められて伊豆にある「修善寺」で療養する事になります。しかし、そこで大量の吐血をして、意識を失ったのです。これが「修善寺の大患」と呼ばれる彼の逸話の中でも有名な話です。後に漱石は意識は続いていたと思ったそうですが、実は30分も意識を失っていたそうです。これに関しては彼も自著で触れているそうです。
そして、この事態で妻が出した電報に一番に返信したのは当時の満州、つまり中国に居た中村是公さんと言われています。彼は物入りになるだろうと自宅に三百円、今の価値に換算すると三百万円ほどを送ったそうです。遠くに居ても頼りになりますが、バタバタしている最中の大金は色んな意味で困ったでしょう。ただ、奥さんも慌てていたそうで、この際に電報を百通も出したそうです。それだけ大変だったのでしょう。
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