さて、夏目漱石を紹介して様々なエピソードを紹介しましたが彼を論じた著名人がいます。それが森鴎外です。「舞姫」で有名な文豪です、そんな彼が「夏目漱石論」という文字通り作家「夏目漱石」に関して色々と綴っています。執筆されたのは明治43年、森鴎外の全集に収録されています。そんな内容ですが、漱石が今の地位に至った径路に対しては「今の地位は低きに過ぎても高きに過ぎないことは明白である」と断言しています。
次に対面した時の印象は「二度しか逢っていないが立派な紳士である」としています。そして、門下生に対しては「師弟の間の情は濃厚と思う」としています。そんな風に書いている鴎外は実際に漱石の家に行った事はありません。こんな話を全部で十個ほど綴っています。全て簡潔で二度しか逢ってないから、本に関しては人生観についてはハッキリと「もっと沢山読まないと判断しにくい」と書いています。著名だから質問の様に聞かれたのでしょうが、それでも森鴎外が漱石を創作家として高く評価しているのは分かる内容です。
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