夏目漱石について その53

 先週は落書きをしていた男とライスカレーを食べた三四郎ですが、この後に店を教えてもらいます。
 「淀見軒という所は店で果物くだものを売っている」と聞き、更に「青木堂も教わった。やはり大学生のよく行く所だそうである」
 と、続きます。この二軒ですが、淀見軒は果物屋でしたが裏でビフテキなど西洋料理も出していたそうで、ライスカレーが名物でした。青木堂は一階で洋酒や煙草など舶来品を扱っており、二階は喫茶店になっていたそうです。因みに一緒に食事をした男は佐々木与次郎と言い、三四郎が電車で一緒に水桃蜜を食べた広田先生の家に寄宿しています。この時は寄宿先の家主の名は出しておらず、高等学校の先生だとしか言っていません。そんな与次郎は大学の講義は聞いても、本当に語れる人は誰一人も居ないと手厳しい事を言います。ですが、三四郎は律儀に講義に出席します、けれど物足りなくて色んな講義に出る内に、講義が楽しくなくなります。これを与次郎に相談して、また一緒に食事する事になります。

Posted in 文学 | Leave a comment

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください