夏目漱石について その54

 前回の記事では、真面目に講義を受けていた三四郎が段々と講義が楽しくなくなり、与次郎に相談する所で終わりました。その続きですが、これを聞いた与次郎は呆れてしまいます。そして、三四郎を「ばか」と言い、説教します。怒られた三四郎は直ぐに「どうしたらよかろう」と言うと、与次郎は電車に乗って気分転換する事を勧めます。
 その日の夕方に三四郎は与次郎に無理に連れて行かれ、電車に乗って新橋に行って、引き返して、今度は日本橋で降りてます。そして、「平の家(ひらのや)」という料理屋で夕食を食べます。
 「次に大通りから細い横町へ曲がって、平の家という看板のある料理屋へ上がって、晩飯を食って酒を飲んだ」
 この平の屋に関しては詳細は分かりませんが、与次郎は顔が赤くなるまで飲んで、更に三四郎を寄席に連れていきます。落語を聞くと与次郎は感想を求めてきます。三四郎は大いに満足したとは言えないですが、全く物足りない気持ちにはならなかったそうです。この後も与次郎の話は続きますが、この辺りは割愛します。

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