さて、七月も半ばに入り、日中も夜も暑さが増してきました。そんな本日は、そろそろ70回を迎える夏目漱石の書いた「三四郎」に関してです。少し間が空きましたが、前回の記事から再び作中で食べ物が登場します。前回の三四郎は暗い中で講義を受けるのは、闇の中で饅頭を食べている様だと、思いました。
そう思った時、電燈がつきます、そして、全てがハッキリしてきました。すると、三四郎は急に思ったのです。
「すると急に下宿へ帰って飯が食いたくなった。先生もみんなの心を察して、いいかげんに講義を切り上げてくれた」
文章から察するに日も沈んで、夕食時だったのでしょう。先生の配慮を受けて、三四郎は急いで帰ります。大学から帰り、着替えて膳に向うと、茶碗蒸しと一緒に手紙が載っていました。封の上を見ると、三四郎は母から送られてきた手紙だと悟ります。三四郎は東京に来てから半月ほど、すっかり母の事を忘れていました。申し訳なく思いつつ、三四郎はまず食事をする事にしました。
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