九月に突入して、夜から明け方にかけては涼しくなってきました、ですが残暑はまだまだ続く様です。三四郎が読み始めた手紙も、まだ続きます、ハチミツをくれた新蔵の次は平太郎が亡くなった父親の供養と墓石になる石塔を建てたので見に来てくれ、という頼みがあったそうです。行ってみると、その石塔は草木も生えていない赤土の庭の真ん中に御影石で作られていました。その御影石が平太郎の自慢だと、手紙に書かれていました。
「山から切り出すのに幾日とかかって、それから石屋に頼んだら十円取られた」
十円なら安いだろうと思うでしょうが、この作品が発表された明治41年で今と金銭の価値が違います、おそらくですが現在の値段に換算すると彼が払った金額は数万から数十万円になる筈です。そして、手紙では平太郎が三四郎は大学に行く位だから石の善し悪しはきっと分かるだろうから手紙のついでに聞いてほしい、それから父親の為に作った石塔を褒めてほしいと言ったそうです。これを読んで、三四郎は笑い、手紙の最後の部分を読みます。
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