夏目漱石「坊っちゃん」について63

 さて、今日まで長々と紹介してきた夏目漱石の「坊ちゃん」ですが、日本には他にも有名な文学が数多くあります、なので登場人物も大体出そろった「坊ちゃん」は後数回で終わらせる事にします。なので、ざっとですが、今回は第6章から第8章までの流れを紹介します。会議で教頭の意見に反論した坊ちゃんを援護してくれたのは、言わずもがな山嵐です、今回は明らかに生徒が悪いと主張しました。これにより、生徒にはちゃんと処分が下され、会議は終わったのです。そして、坊ちゃんは早々に下宿を出て、うらなり君を頼って新しい下宿先を紹介してもらいます。その下宿先の夫婦から、坊ちゃんは「マドンナ」が元々はうらなり君と結婚する予定だった事、その話が諸事情でなかった事になったのを教えてもらいます。
 その後で実際にマドンナを見かける機会があり、その際に隣に居た赤シャツから後日、うらなり君が転勤する事を聞かされます。まるで口止め料の様に赤シャツはうらなり君の後任は彼より給与が少ないので、今まで払ってきた差分を坊ちゃんに割り振ろうかと言います、それを正面から断ったのは言うまでもありません。

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