Author Archives: seki

宮沢賢治「銀河鉄道の夜」について4

 ジョバンニがカンパネルラと見た雑誌の事を思いだし、変わってしまった関係に思わず涙を浮かべるなか、先生の天の川に関する説明が終わると共に授業も終わります。先生は最後に、今日は銀河のお祭りだから、外へ出て空を見てごらんなさ … Continue reading

Posted in 文学 | 宮沢賢治「銀河鉄道の夜」について4 はコメントを受け付けていません

宮沢賢治「銀河鉄道の夜」について3

 最初に手を挙げたカンパネルラが答えないと、先生は自分で星図を指さして説明を始めました、白い銀河を大きな良い望遠鏡で見ると、たくさんの小さな星に見える、そうでしょうと聞かれてジョバンニは真っ赤になって頷きました。そして、 … Continue reading

Posted in 文学 | 宮沢賢治「銀河鉄道の夜」について3 はコメントを受け付けていません

宮沢賢治「銀河鉄道の夜」について2

 先生が天体の川について生徒に問いかけた時、カンパネルラは手を挙げました、他にも四、五人、そして物語の主人公ジョバンニも手を挙げようとしましたが、やめてしまいます。何かの雑誌で、その川が星の集まりだという事を読んだのです … Continue reading

Posted in 文学 | 宮沢賢治「銀河鉄道の夜」について2 はコメントを受け付けていません

宮沢賢治「銀河鉄道の夜」について1

 本日から紹介する「銀河鉄道の夜」は、宮沢賢治が世を去った後に発見された、未定稿、つまり作者が「完成した」と判断していない原稿の童話だそうです、作者である宮沢賢治が既に世を去った後に発見されたのと、作中に多くの造語が登場 … Continue reading

Posted in 文学 | 宮沢賢治「銀河鉄道の夜」について1 はコメントを受け付けていません

宮沢賢治「注文の多い料理店」について9

 2人の紳士が山中で迷い込んだ「西洋料理店 山猫軒」は客に料理を出す店ではなく、店に入った客を西洋料理にする店でした。最後の扉に書かれた文字と塩壺を見て、それに気付いた2人は顔を見合わせ、がたがたと震えだしました、そして … Continue reading

Posted in 文学 | 宮沢賢治「注文の多い料理店」について9 はコメントを受け付けていません

宮沢賢治「注文の多い料理店」について8

 扉に書かれた文字の指示に従い、身ぎれいにして、鉄砲と弾丸に貴金属を外して、衣服の殆どを脱いで、牛乳のクリームを耳まで塗った2人の紳士が好い加減に何か食べたいとぼやくと、すぐに次の戸がありました。そこには「料理はもうすぐ … Continue reading

Posted in 文学 | 宮沢賢治「注文の多い料理店」について8 はコメントを受け付けていません

宮沢賢治「注文の多い料理店」について7

 おかしな事が続きながらも、これも西洋料理店ならではの決まり事だと思い、少し怪しく思いながらも2人の紳士は店の指示に従って、どんどん奥へ進んでいきます。そして、鉄砲と弾丸も手放し、今度は帽子に外套、更に靴まで脱ぐように書 … Continue reading

Posted in 文学 | 宮沢賢治「注文の多い料理店」について7 はコメントを受け付けていません

宮沢賢治「注文の多い料理店」について6

 肥った若い2人の紳士は山奥で道に迷い、そこで見つけた西洋料理店に入り、何かを食べたいと思うのに、出てくるのは扉ばかり。しかも、おかしな事ばかり書いているのです、注文が多い料理店だと念を押したり、髪を整えて、履物の泥を落 … Continue reading

Posted in 文学 | 宮沢賢治「注文の多い料理店」について6 はコメントを受け付けていません

宮沢賢治「注文の多い料理店」について5

 山奥で見つけた西洋料理店で何か食べようと入った2人の紳士ですが、その店は廊下が続き、ようやく辿り着いた扉には「当軒は注文の多い料理店ですからどうかそこはご承知ください」、裏には「注文はずいぶん多いでしょうがどうか一々こ … Continue reading

Posted in 文学 | 宮沢賢治「注文の多い料理店」について5 はコメントを受け付けていません

宮沢賢治「注文の多い料理店」について4

 山中で道に迷った2人の紳士、そこに急に現れた立派な西洋づくりの「西洋料理店 山猫軒」、この時点で怪しいのですが、空腹の2人は丁度いいと店に足を踏み入れます。そして、2つ目の店の扉には金文字で「ことに肥ったお方や若いお方 … Continue reading

Posted in 文学 | 宮沢賢治「注文の多い料理店」について4 はコメントを受け付けていません